大豆のすごい秘密

大豆は栄養の宝庫

大豆

大豆は、たんぱく質35%、脂肪19%、炭水化物28%の3大栄養素がバランスよく含まれている食品です。特に炭水化物のうち半分は食物繊維が占めており糖質が少なめです。他にも体に良い働きをする多様な成分を含み病気予防や老化抑制、健康増進に役立つ栄養の宝庫と言えるでしょう。

 

大豆は、肥満と高血圧を予防する

大豆は「畑の肉」と言われるほどたんぱく質が豊富。しかもその「質」は決して動物性食品に負けていません。たんぱく質はアミノ酸が集まって出来ています。そのうち人体に必須な9つのアミノ酸「必須アミノ酸」のバランスを「アミノ酸スコア」と言います。最大値は100で、人体に適切であるほど高い数値となります。

<100の数値を持つ食品例>
・アジ
・さば
・秋刀魚
・マグロ
・鶏胸肉
・豚肉
・卵
・牛乳

大豆のアミノ酸スコアは魚・肉と同様100のスコアを持っています。
体に取り入れることで筋肉を作る要素となり、基礎代謝量が上がり、脂肪燃焼効果が期待できるため肥満や高血圧に効果的だということになります。

 

大豆ファースト>ベジファースト

やさい
ベジファーストという言葉を聞いたことはありませんか?食事の初めに血糖値の上昇を抑えるために野菜から食べるという習慣です。しかし意外な結果「大豆ファースト」という事実が確認できました。

大豆を先に食べた結果、食後の血糖値の上昇を抑制する効果があり、さらに少量での満腹感が長時間得られるという結果です。ぜひ今日から食事の初めに大豆を食べてみましょう。

 

<大豆は煮豆が一番>
普段の食事に取り入れやすいよう「蒸し大豆」として常備しておくことをオススメします。どんな料理にでも相性抜群!そのまま食べても、トッピングとしても美味しくいただけます。

<蒸し大豆レシピ>
必要なもの
・乾燥大豆100g
・蒸し器
・耐熱ボウル(耐熱皿やバットでもOK)
・ラップ

①乾燥大豆をよく洗いボウルに入れてたっぷりの水(1リットル)に一晩浸しておきます。
②大豆の水気を切り耐熱ボウルに入れる。大きめのラップで中の空気が逃げないようにしっかりと巻く。
③蒸し器に水を入れて火にかけ沸騰したらボウルを蒸し台の上に乗せ蓋をして、強火で40~50分蒸す。
(途中で水が無くなっていないかを確認して下さい)

大豆の料理

<ポイント>
完成後はすぐラップを開けずに10分くらい蒸らす。冷めるにつれ密封空間の水分が大豆に浸透して甘みが増します。ラップがあると水溶性成分が閉じ込められるので成分が出ても大豆に戻ります。

さらに蒸した豆をひじきやサラダに入れたりして毎日の食卓で美味しく取り入れましょう。
大豆とひじきの煮物

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