炭水化物を抜いているのになぜ痩せないのか

「炭水化物を抜いているのになぜ痩せないのか。」 この疑問をお持ちの方多いのではありませんか。一昔前のダイエットは牛ステーキなどの脂が多いのものは太るから控えた方がいいと聞いていました。が今では糖質が一番の太る原因なので糖質を制限しましょうという流れになっています。

なぜ痩せるためには炭水化物制限なのか?をゆっくり丁寧に説明していきます。

炭水化物を抜くと本当に痩せるの?

最近のダイエットをしている傾向を見ると、白米などを制限した炭水化物抜きが多いようです。その割には炭水化物を抜いたら痩せたという声は少ない気がします。

では、炭水化物を抜くと本当に痩せるの?という質問の答えですが結論から言うと「痩せます。」ですが条件があります。炭水化物を抜いているのに痩せないという人は、その条件を満たしていないのでしょう。条件は二つだけです。

 

①炭水化物を知る

そもそもなぜ炭水化物制限ばかりが一人歩きしているのか。そこを紐解かなければ前に進めません。炭水化物とは何かというと、栄養学上は炭水化物は糖質と食物繊維の総称として扱われており、消化酵素では分解できずエネルギー源にはなりにくい食物繊維を除いたものを糖質と呼んでいます。三大栄養素のひとつとして炭水化物の語を用いるときは主に糖質を指します。

分かりやすく説明すると、私たちが体を動かす際に使う筋肉のエネルギー源となるのが「炭水化物」です。 その炭水化物の糖質がエネルギーになります。

②炭水化物を知って行動する

炭水化物が三大栄養素の一つで糖質と食物繊維に分けられ糖質が筋肉のエネルギー源という事を知っただけでは痩せません。知った上で行動するということです。どのような行動をするかを説明していきます。

使うエネルギー以上の炭水化物を摂らない

日本人の食事摂取基準では、1日の必要最低量の糖質はおよそ100gと推定されています。お茶碗一杯の白米150gで糖質量は55g。使うエネルギーで一番の知るべきは基礎代謝量です。1日寝ているだけでも消費するカロリーです。(※糖質一覧表)

 

一般女性30~40代平均が約1150kcalです。

基礎代謝1150kcal+運動量cal = 消費カロリー/日

朝ごはん+昼ごはん+間食+夕ご飯 = 摂取カロリー/日

消費カロリー-摂取カロリー = +なら食べ過ぎ、ーなら少ない

毎回食事をするたびに計測していたら大変なので参考にするぐらいで大丈夫です。

エネルギー以上に炭水化物を摂らない為の行動の一歩目は、間食の種類に気をつける事です。おやつで代表的なスナック菓子などは小麦粉を多く使った炭水化物なので太る要因です。

どうしてもおやつが食べたい時は 大豆チップスなどの低糖質なおやつに変えるといいでしょう。 清涼飲料水などは糖質が多いので、糖質が低い物に変えるだけで糖質を抑えられます。

現在ではお米でも糖質の低い お米 もあるので是非取り入れて活用しましょう。


炭水化物制限でダイエットに成功した人失敗した人

炭水化物制限でダイエットに成功した人の共通点は、一気に制限しなかった事です。先ほどお話したようにおやつに炭水化物を摂らない、夕食だけ炭水化物を抜くといった少しの部分だけを変えた人です。

反対に炭水化物制限でダイエットに失敗した人というのは、3食すべて炭水化物制限した人です。ダイエット悩みの原因一位が続かなかったというように、一気に制限をするとストレスが溜まり続きません。やはりダイエットに成功したいのなら、「スモールスタート」です。

炭水化物を抜く必要はない

もうここまで読んだ方なら炭水化物について理解が深まったと思います。炭水化物(食物繊維・糖質)は体にとっては必要不可欠です。炭水化物制限だけで体重が減っても一時的に過ぎません。

結局はバランスです。バランスの乱れが体に出ているということです。もし仮に現在肥満体型なら、炭水化物を食べ過ぎたから今の体型になったのではないはずです。一要因に過ぎません。脂肪になる原因の脂質、糖質はカラダには必要不可欠なので、取り過ぎなければ肥満になりません。

 

炭水化物も工夫次第で栄養が異なります。主食の白米も玄米に変えたり食パンも全粒粉パンに。その選択をするだけで健康になりますし肥満になりくくなります。何よりも食に意識を向けると楽しくなるので一石二鳥です。

最後に、ダイエットの為だけに炭水化物を抜いてストレスを溜めるより、食べても痩せていける選択をした方が長く続けていけます。

You can do it!!!

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