どんなに保湿をしても乾燥が続く、毛穴や赤みがきになる、自分にあった基礎化粧品が見つけられない・・・
など、女性の皆さんが肌の悩みを抱えています。私たちの肌に触れているものの多くに肌を傷める刺激物質が含まれています。美しくなるために買ったはずのその商品にですら含まれています。
高い化粧品を買ってきて美肌になりましたか?
化粧品は薬ではない
化粧品は「薬」ではありません。出来てしまったシミやソバカスを消したり吹き出物を治すなどの効果があってはならないのです。
肌にしみ込む化粧品はほとんど無い!
「肌内部まで浸透し潤いを与える」「メラニンの生成をブロック」。。。。粧品のうたい文句ではこういった表現をよく見かけます。実際に多くの方々が化粧品は肌の内部まで浸透し保湿や美白効果を発揮するものと信じています。
しかし、「肌の役割は外部からの刺激から体を守ること」なので、悪性の菌や異物が侵入するのを防いだりするのが本当の役目なのです。ということは肌に塗った化粧品が簡単に浸透することは基本的にないのです。
「真皮」「表皮」「皮下組織」の3層から成っています。隙間には脂肪間脂質という脂で埋め尽くされており、0.02mmほどの薄い膜ですが非常に丈夫で外部刺激をブロックする大切な役割を果たしています。
界面活性剤とは水と油を混ぜ合わせるための物質です。それは頑固な肌バリアを透過することができる物質であり、ほとんどの基礎化粧品に含まれています。では細胞を傷めてしまう物質がなぜ化粧品に使われているのでしょうか?それはメイク汚れを落としたり水分と油分を混ぜ合わせてとろりとした感覚にするためです。肌がしっとりと潤って感じられるのは実際には肌が潤っているのではく、化粧水そのものの手触りだと言って良いでしょう。
美肌の決め手は何もしない事!
洗顔をすると皮脂膜は流れ落ちてしまいます。そのためつっぱった感じがありますが心配いりません。1時間もすると新しい皮脂膜が作られ肌がしっとりとしてきます。
肌には自ら再生する力があるのです。「私は乾燥肌で皮脂が出ない」という人もいますが皮膚の構造や機能は誰しも同じ!!乾燥して感じるのは過度に洗いすぎることと化粧品によって肌本来の機能が低下しているからです。
何もしなければ肌は自然と潤うとは『肌本来の機能を生かす』という事です。
肌トラブルの原因は身の回りの刺激物質
何らかの物質に触れた時に肌があ赤くかぶれたりすることを「接触性皮膚炎」と言います。山芋などに触れて痒くなったり赤くなったりするのが良い例で、アレルギーがなくても起こります。
接触皮膚炎はその他カサつき・ニキビ・くすみ・毛穴の開きなど、女性が日常的に感じている肌の悩みも刺激が原因とされています。実際に「一次刺激性物質」2ヶ月~3ヶ月経った女性に見直していただいたのはこちらです。
基礎化粧品
・化粧水 |
・乳液 |
・クリーム |
・メイク落とし |
・洗顔料・石鹸 |
・ボディークリーム・メイク用品 |
・ファンデーション |
・化粧下地 |
・マスカラ |
・チーク |
・アイメイク |
・口紅・リップクリーム |
石鹸や化粧品をやめる
空気が乾いても実は肌は乾燥しません。乾燥しやすく荒れやすい肌も上記の物質を使わずに生活してみると早期に改善が見られました。
そもそも乾燥肌・敏感肌とは今の状態を表す名前にすぎません。どんなに肌が弱い方でも肌が自ら潤う力は備わっています。「化粧品を使わないと突っ張る」「石鹸で何度も洗顔をする」という人こそぜひやめてみるという方法をオススメします。
新スキンケア習慣として、何もしない、何もつけないスキンケアは一般的な習慣とは真逆のもの。1日のスキンケアを確認してみましょう。
正しいスキンケア
睡眠中は肌が汚れることはないので皮脂をさっとぬるま湯で洗い流しタオルで軽く押さえます。洗顔後は肌を刺激せずにお休みの日はノーメイク、必要な日は薄づきのミネラルパウダーとポイントを押さえたメイクだけにしましょう。そうすれば夜のクレンジング剤や洗顔料がいりません。お湯で洗って落とせるタイプのメイクもオススメです。
帰宅後は先に手を洗いましょう。手についた刺激物質を落とした手で顔や体を触りましょう。そして入浴で体を温めます。メイク落とし・石鹸を使う必要はありません。お風呂終わりは優しくタオルで体を拭き取り、何も塗らず・何もつけずにそのまま就寝します。寝ている間に天然の皮膚膜が再生し肌が自然としっとりしてきます。
美容の事実は案外シンプル?
多くの女性が今度こそ美しい肌になれると信じて化粧品を次々と買い求めています。憧れの女優さんのようにという夢を売るものでもありますが、塗ったりつけるだけで美しくなれる魔法の商品などありません。外部からのアプローチは一旦おやすみして、内部からのアプローチに目を向けて見ましょう。
睡眠・食事・運動
『睡眠』
皮膚の細胞分裂・再生は成長ホルモンが分泌により促進されます。つまり眠らないとホルモンの分泌がされず細胞作りもおこなわれません。寝ている間に肌が最も活発に動いているとも言えます。
『食事』
私達の身体はやく数十兆個の細胞でできていると言われています。それが日中細胞分裂を繰り返し入れ替わり今の私達を作っています。口から食べ物を摂取し、胃・小腸から身体、血液となり吸収されて全身を巡ります。肌の再生サイクルが28日と言われています。今日食べたものが明日の私の肌になるとは言い切れませんが間違いなく私達の身体は、食べたもので出来ているのです。
『運動』
運動の1番の効果は血行の促進と体の細胞の活性化です。酸素や栄養が隅々まで行きわたり肌のくすみや乾燥にもしっかりと効果がみられます。また肌の健康を守る常在菌が増えます。日常的に汗をかいていると常在菌のバランスが整い肌のトラブルが起こりにくくなります。
まとめ
健康と美はそれぞれ独立した存在ではありません。十分な睡眠で体や脳を休め、運動でしっかり汗をかき、たんぱく質や野菜を中心とした食事をとる。
この3つは皮膚生理にかなった最善の美容法です。そんなのつまらない・・・と言われてしまいそうですが肌だけを美しくすることは人体の構造上不可能なのです。まずは外部からの刺激物質を断ち、体の内面に目を向け日々のライフスタイルを見直してみましょう。
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