納豆パワーの恩恵をうけよう
現在、新たに納豆が見直されて人気の食材となっています。食生活の欧米化に伴い和食素材はなかなか売れにくい中ですが、納豆の人気だけは止まることはありません。さらに小粒や大粒、ひきわり、ネギ味噌納豆、シソ納豆など味の種類も大変豊富になり、飽きずに毎日の食卓で美味しく納豆をいただけるようになりました。
奈良時代の昔から日本人の食とともにあり江戸時代にはすでにその効用が書物で記録されていました。現在はそのデータを科学的に見直し、納豆に含まれる5大栄養素の素晴らしさは皆さんにも理解され、納豆のパワーも見直されつつあります。
納豆に含まれる5大栄養素とは
たんぱく質 | 筋肉や内臓・臓器など体を構成する要素として必要な成分です。 |
脂質 | 臓器の保護や体温の一定に保つ、ビタミンの吸収を促す働きがあります。 |
炭水化物 | 糖質と食物繊維を合わせたものです。人間にとって主要なエネルギー源です。 |
ビタミン | 新陳代謝を促す際に多く使われ、酵素を活性化させる働きがあります。 |
ミネラル | 歯や骨を形成し、血液や体液の浸透を正常に保つなどの働きがあります。 |
さらにもう一つ↓
食物繊維 | 便の量を増やしたり腸内環境を整えます。 |
<その他の栄養素>
・レシチン
・ミネラル
・イソフラボン
・ナットウキナーゼ
・ビタミン
・大豆たんぱく質
・大豆ペプチド
などを含んでいます。
納豆+
毎日食べたい納豆!味に変化をつけて日々美味しく楽しみたいですよね。色々な食材と組み合わせるとこで納豆をより美味しくさらに+αで栄養価を高めて健康に役立つ万能な食品となります。
例えば、納豆はビタミンCは含まれていません。そこで薬味としてよく使われる『青ネギ』ですが、青い部分には豊富なビタミンCが含まれています。なので納豆+青ネギは大変相性が良く理にかなった食し方と言えるでしょう。
納豆のネバネバ
まず組み合わせ食品をたす前に納豆をよく混ぜましょう。100回ほど混ぜてなどと良く耳にしますが、白い糸をたくさん引くようになるまでが目安です。納豆菌でできたポリグルタミン酸やナットウキナーゼが白い糸の正体です。さらにグルタミン酸成分も引き出され味がまろやかになり旨みが出てきます。この状態で組み合わせ商品を足すとさらに美味しく栄養価もアップして食べることができます。
肌の再生を促進しニキビ肌に最適の+α
食べ合わせ
①納豆+豆腐
+α有効成分(豆腐) | ビタミンE、食物繊維、カルシウム、イソフラボン |
効果 | 豆腐のカルシウム補強でミネラルプラス、血行を良くするビタミンE、食物繊維で腸内を綺麗にする美容に強い組み合わせです。 |
②納豆+オクラ
+αの有効成分(オクラ) | ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、食物繊維、ムチン効果 |
効果 | ネバネバのもとムチン質同士はあまり火を通さないのがポイントです。美肌に効果的な3種類のビタミン、やはり腸内環境を整える食物繊維もプラスされます。 |
③納豆+小松菜
+αの有効成分(小松菜) | ビタミンA、ビタミンC、鉄分、カルシウム、クロロフィル |
効果 | 小松菜に豊富なカルシウム、ビタミンEは血行をよくし顔色や肌質をよくしてくれます。 |
④納豆+大根おろし
+αの有効成分(大根おろし) | ビタミンC、アミラーゼ、カルシウム、食物繊維 |
効果 | 大根のアミラーゼは整腸を良くしビタミンC、食物繊維が皮膚の老廃物を排除します。 |
イライラを抑えストレスに耐える+α
食べ合わせ
①納豆+かつおぶし
+αの有効成分(かつおぶし) | ナイアシン、ビタミンB12、カリウム |
効果 | かつおぶしにたっぷりのナイアシンは循環系・消化系・神経系に働きかける効果があり、イライラやストレス耐性が期待できます。 |
②納豆+サケ
+αの有効成分(サケ) | カルシウム、マグネシウム、ビタミンB1、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンD、DHA |
効果 | 脳の刺激抑制に働き、神経の伝達の合成を助けるビタミンB6。カルシウムの吸収を高めるビタミンDもサケにはたくさん含まれています。 |
脳内活性化でいつまでもイキイキ+α
食べ合わせ
①納豆+アボカド
+αの有効成分(アボカド) | ビタミンB6、ビタミンC、ビタミンE、たんばく質、カリウム、葉酸 |
効果 | 活性酸素を除去するビタミンC・Eが増強され肌ツヤが良くなります。さらに肌を乾燥から守るセラミドを作ります。動脈硬化予防のオレイン酸、細胞増殖を促すDNA合成に必要な葉酸も豊富に含まれています。 |
②納豆+マグロ
+αの有効成分(マグロ) | DHA、EPA、ナイアシン、ビタミンE、タウリン |
効果 | 血液サラサラ効果のDHAは特に脳内でよく働きます。加齢に伴う視力低下にも効果的とされています。 |
③納豆+くるみ
+αの有効成分(くるみ) | リノール酸、α-リノール酸、オレイン酸、ビタミンB、ビタミンE |
効果 | くるみはナッツ類の中でも抗酸化数値が最も高く血流を良くし、動脈硬化の原因となる悪玉コレステロールを減らす働きがある。オメガ3脂肪酸がたっぷりですのでお肌や体にも必要です。 |
免疫力を高めて風邪にも負けない+α
食べ合わせ
①納豆+味噌汁
+αの有効成分(味噌汁) | たんぱく質、ミネラル、ビタミンB3、酵素、イソフラボン、リノール酸 |
効果 | この組み合わせによってジコピリン酸が納豆菌内に含まれています。強い抗酸化作用があり、ネギをたっぷり入れた味噌汁と一緒にビタミンも取れるので風邪のひき始めにも効果的です。 |
②納豆+しそ
+αの有効成分(しそ) | ビタミンA、ビタミンC、ビタミンK、カルシウム、鉄分 |
効果 | しそは漢方材料、ハーブとしても使われ、解熱・鎮痛・発汗・解毒剤としても使われます。お腹の風邪をひきやすい方は殺菌力の強いしそをプラスすると効果的です。 |
③納豆+ニンニク
+αの有効成分(ニンニク) | ビタミンB6、カリウム、アホエン、アリシン、ジーサック |
効果 | ニンニクのアリシンには抗菌作用と抗ウイルス力もあると言われています。病み上がりや風邪のひき始めに体力強化のために取り入れたい一品です。 |
まとめ|納豆のすごいチカラ
食べ合わせの+αはまだまだありますが毎日の食卓でこんなにもバランスの良い栄養成分を摂取できるのは納豆ならではです。
ネバネバや匂いがきになるという方には黒酢・マヨネーズなどを加えると酢の成分でネバネバが解消されます。匂いにはごま油・キムチなど香りの強いものを刻んで食べると効果的です。
また、納豆は冷凍保存が可能ですので、食べる際に常温で解凍してそのままいただけます。
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