大豆のすごい秘密②

イソフラボンって何?

大豆イソフラボン(以下イソフラボンと呼びます)は、大豆に含まれる天然の成分です。元々は、大豆の胚軸(成長すると芽になるところ)部分に多く含まれる抗酸化部室一つでイソフラボンは大豆の中にわずか0.2~0.4%程度しか含まれていない貴重な成分です。

 

イソフラボンは、大豆の「えぐみ」成分の一つと考えられており、ダイズイン、ゲニスチン、グリシチンなどの成分の総称です。

 

赤ワインで有名になったポリフェノール類の仲間で、フラボノイド群に分類されます。胚芽(胚軸)の部分に集中的に多く含まれているのが特徴で(約2%)日常的に摂取できる食材としては「大豆」だけといえます。

大豆イソフラボン

女性の健康を支えるエストロゲン

大豆イソフラボンは消化過程の中で、腸内細菌により「エクオール」と言う成分に変換されます。この「エクオール」こそが、女子ホルモンに似た働き(エストロゲン様作用)をしてくれるのです。

女性ホルモンは生殖機能だけではなく、女性の体を健やかに保つためにも効果を発揮していますが、45歳頃から減少していてくといわれています。

 

エクオールに期待できる効果

・生活習慣病・骨祖しょう症などの予防
・更年期障害・月経前症候群
・皮膚のコラーゲン生成
・皮膚の張り・くすみ改善

 

エクオールを作れる?作れない?
イソフラボンに効果が出やすい、出にくいに違いは、体内に入ったイソフラボンを取り「エクオール」と言う物質に変換できるかできないかと言うところにあります。

 

実は「エクオール再生菌」は私たちの腸内細菌たちです。菌がいたとしても元気に活動していない場合エクオールは作れないようです。エクオールをつくれる日本人はおよそ43%!!さらに若い女性で見ると20~30%に下がります。これは食の欧米化などにより豆やきのこ類などの摂取量が弁償してきていると考えられています。

 

意識的に大豆を食べましょう!
エクオールは大豆に含まれるイソフラボンが変化したものなので、大豆や大豆製品を食べることが大切です。食べたものは体の中で作用した後半日~1日後に尿から排出されます。そのため、毎日摂取し続けなければ効果を得ることは出来ません。ぜひ意識して取り入れる様にしましょう。

 

<イソフラボンたっぷりレシピ>

大豆とソーセージのトマト煮込み 453kcal(1人分) 材料:4人分
大豆トマトソーセージ煮込み ・ホールトマト缶詰 1缶
・大豆の水煮 2缶
・ウインナー(豚肉などに代用化) 10本
・玉ねぎ 2個
・ニンニク 1かけ
・鶏がらスープの素 1個
・塩胡椒 少々
・パセリ (お好みで)

(作り方)
① ウインナーは斜めに数カ所切り目を入れ大豆の水煮は缶汁を切っておく。
② 鍋に油を敷き強火で熱して玉ねぎ・ニンニクの順で炒めていく。
③ ニンニクが色ついていきたらウインナー・ホールトマト缶・大豆を入れて木べらで混ぜながら滑らかにしていく。
水200ccと鶏がらスープを入れて約20分煮込む。煮汁が3分の2位になったら塩胡椒で味を整え、器に盛り、お好みでパセリをふる。

 

パスタを入れてスープパスタとしてもおいしく召し上がれます。ふっくら大豆の煮豆がほんのり甘く、パンやご飯とちらでも楽しめる一品です。ぜひ毎日イソフラボンを取りいれる生活の一品として作ってみてはいかがでしょうか?

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